英語と米語
英語圏に駐在した人なら誰でも一度は経験する英語の失敗や誤解。
私も笑い話になるような失敗を山ほど経験しておりますが、今回は英語と米語の違いに関する経験談をお話しします。
私は若い頃ニューヨークに、少し歳をとってからロンドンに駐在しました。
ロンドンに赴任した時は、アメリカの経験もあり、英語はなんとかなるだろうなんて思っていましたが、
意外に通じない、わからないで戸惑った経験があります。
ある時、社長車で接待にでかけた時のこと、運転手さんから、「あなたのカバンはブーツ(boot)に入れておいたよ」と言われて、
なんで自分のカバンが靴のなかに入れられているのだろう?クリスマスでもないし・・・と戸惑ったのですが、
英語では車のトランクをbootというんだと説明されて納得。
その他、ビルの1階と2階を間違えたり(英語では、1階はground floor、2階がfirst floor)、エレベーターはlift、
地下鉄はtubeだったり、列に並べをqueueと言ったり、当初戸惑ったことは結構ありました。
スーパーへ行っても、なすやネギが通じなかったり(英語では、なすはaubergine,ねぎはspring onion)、
単に発音やアクセントだけではなく、単語自体が異なる言葉がありました。
最後にアルファベットですが、最後の「Z」は英語ではZedと発音します。
我々が中学校の時、最初に直された「Z」の発音(これはゼットではなく、ヅィーと発音するのですよ)です。
我々が日本で習っていた英語は、実は米語だったんだと改めて認識した次第です。
J.I.